のぞみデンタルクリニック

〒713-8102 岡山県倉敷市玉島1701-7

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一般歯科

一般歯科

一般外来では、虫歯の治療や親知らずの抜歯、定期的なメンテナンスなどの、保険適用内の治療を行います。

  • ■虫歯について

    菌がお口の中の糖を利用して酸を作り、その酸によって歯が溶かされる病気を虫歯と言います。
    虫歯は大きくならないと痛みを感じないことが多いため、「痛くないから虫歯はない」と思われがちです。一度虫歯になってしまった歯は、自力では元の状態に戻れません。むしろ放っておくとどんどん進行してしまいます。そのため、虫歯になっている部分を削り、白い樹脂(レジン)を詰めたり、金属やセラミックをかぶせて治療します。小さな虫歯には、フッ素やミネラルを吸着させて再石灰化を促します。

    虫歯の進行

    • ごく初期の虫歯

      ごく初期の虫歯

      歯表面のエナメル質が溶け始め、白く濁っている状態。痛みなどの自覚症状はありません。

    • エナメル質内部の虫歯

      エナメル質内部の虫歯

      エナメル質がさらに溶けて、黒や茶色に変色します。痛みはありませんが冷たい物がしみたりします。

    • 象牙質の虫歯

      象牙質の虫歯

      エナメル質の内側の象牙まで虫歯が進行した状態。痛みが出はじめます。

    • 神経に達した虫歯

      神経に達した虫歯

      外側からでも分かるほど虫歯が広がった状態です。神経に達すると炎症が起きて激しく痛みます。

    • 歯根まで達した虫歯

      歯根まで達した虫歯

      歯根まで菌が到達した状態です。神経が死に痛みはなくなりますが膿が溜まると再び痛み始めます。

  • ■MI治療

    当院では、できる限り歯を削らずに治療をするMI治療に取り組んでいます。
    MI治療とは、「ミニマルインターベンション(Minimal Intervention)」の略で、歯の治療をする際に歯質や歯髄をできるだけ削らず、本当に悪いところだけを除去して修復するという治療法です。
    歯を削る際にはMI治療用の専用器具を使用し、少しずつ丁寧に削って行きます。これは通常の治療で使われいるものよりも細いため、削る部分を必要最小限に抑えることができます。削った部分にはコンポジットレジン(歯科用のプラスチック)を詰めて修復します。レジンは白色なので口の中で目立つこともなく、金属アレルギーの方も安心して使用できます。

    • MI 治療のメリット

      • ・少ない通院回数で治療ができる
      • ・歯や神経への負担が少なく、歯が長持ちする
      • ・切削量を必要最小限に抑えるため痛みを少なくできる
    • MI 治療のデメリット

      • ・神経を残すことによって痛みが出る場合がある(効果には個人差があります)
      • ・大きな虫歯や根管治療が必要な虫歯には対応できない
      • ・1回の治療時間が長い
      • ・患部の大きさによっては保険適用の詰め物ができない場合がある(使用できない場合は、保険適用外の素材を使用します)
  • ■根管治療

    虫歯が歯根にまで到達し、神経まで達して痛みが出始めるとこの神経を取り除く治療が必要になります。この際に刺激を受けている神経や死んでしまった神経を取り除き、歯の根を徹底的に洗浄・消毒して最後に薬剤を詰める治療を根管治療と言います。

    • 根管治療の流れ

      • Step01
        根管内の神経や汚れを取り除く

        歯の神経が見えるところまで削り、痛みを発生させている歯根の中(根管内)にある神経を取り除きます。たとえ神経が残っていない歯であっても、根管内の汚れをしっかりと取り除く必要があります。根管内の神経や汚れを取り残すと、根管内に細菌を発生させ、再び痛みが出る原因になるからです。

        根管内の神経や汚れを取り除く
      • Step02
        薬剤の充填

        根管内の洗浄と消毒を何度か繰り返し、きれいになったら、根管内に薬を詰めて密封します。これは根管内に細菌が侵入し、再発するのを防ぐためです。

        薬剤の充填
      • Step03
        詰め物・被せ物を入れる

        薬剤の充填が完了したら、上に「コア」と呼ばれる土台を建てます。これにより残った歯の質が少ない場合でも、歯の質を補強することができます。最後に、治療した歯に修復補綴物(詰め物・被せ物)を入れ、完成となります。

        詰め物・被せ物を入れる
  • ■親知らずについて

    上下の前歯から8番目にある永久歯のことを、親知らずといいます。
    10代後半から20代前半ごろに生えてくる永久歯です。親知らずは他の永久歯よりも遅れて生えてくるため、生えるスペースが狭く真っ直ぐに生えてこない場合や、 歯肉に埋まったまま「埋伏」している場合もあります。

    抜かなくていい親知らずと
    抜いた方がいい親知らず

    親知らずは抜かないといけないと思われがちですが、正常に生えている場合や特に痛みもなく抜かなくていい親知らずもあります。「抜かなくていい親知らず」と「抜いた方がいい親知らず」の特徴は以下の通りです。

    • 抜かなくていい親知らず

      • ・親知らずがまっすぐ生えていて噛み合わせに問題がなく、痛みもない
      • ・歯肉に埋まったままになっていて痛みや虫歯などの問題もない
    • 抜いた方がいい親知らず

      • ・歯茎から歯が少し出ている
      • ・腫れたり痛みが出たことがある
      • ・手前の歯に食い込み、虫歯になっている

    矯正治療を考えている方は抜く場合とそのままにしておく場合があったり、女性の方は妊娠時期に抜歯ができないため、早めに抜歯をしておくなど、親知らずの処置は人によってさまざまです。抜いた方がいいのかわからない、抜かずにそのままにしておいても大丈夫かなど、不安なことがあればお気軽にご相談ください。

  • ■定期検診について

    虫歯や歯周病は知らず知らずのうちに進行し、自覚症状を感じる頃には重症化していることが多くあります。そうならないためにも虫歯や歯周病の「早期発見」が大切です。ぜひ定期検診にいらしてください。

    検診内容

    • 虫歯・歯周病のチェック

      虫歯や歯周病になっていないか専用の器具を使ってチェックを行います。必要があればレントゲン撮影を行い、細かく検査します。

    • 歯のクリーニング

      歯ブラシでは取りきれなかった歯垢の除去、専用の器具を使用して歯石の除去を行います。

    • フッ素塗布

      最後にフッ素塗布またはフッ素のうがいを行います。フッ素を塗布することで虫歯を防ぎ、歯質の強化につながります。